パウロ コエーリョ

パウロ コエーリョを読む

パウロ コエーリョについて


NINAは本が大好きなので、ブラジル文学について本当は書きたいんです。
でも、ブラジルという国は、日本にも増してTV派が多いところで、あまり文学が発達していないような感じがします。
ブラジルの電車内でも本を読んでいる人はまったくと言ってよいほど見かけませんでした。

私の勉強不足もあるかとは思います。

でも、日本人に「日本の代表的な作家は?」と聞けばさまざまな答えが返ってくると想像できますが、
ブラジル人に聞けば、たいていはパウロ コエーリョもしくは「ジョージ アマード」と答えると思うのです。

それほどこのパウロ コエーリョは大成功している作家で、日本語にも数多く翻訳がされているので、
紹介することにしました。

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パウロ コエーリョは1947年にリオデジャネイロに生まれました。始めは法律を志したようですが、
大学を中退して世界各地へと放浪の旅に出かけます。中南米諸国にとどまらず、
ヨーロッパ、北アフリカなどを3年間かけて回りました。

さて、ブラジルに帰国したパウロ コエーリョは、作詞家として活躍します。
TICOも大好きな、今は亡きハウル・セイサスという人気歌手が歌い、彼の詩は大ヒットしました。
(この詩のせいで、反政府運動の疑いをかけられ投獄もされています。)

出獄後はレコードの製作にも携わりましたが、再び世界へ旅立ったのです。

このとき、スペインの
サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼の道を歩いた体験を基に書かれたのが、
彼の処女作、『星の巡礼』です。                          


『星の巡礼』        

この『星の巡礼』は、主人公が、フランス国境付近からピレネーを越え、
スペイン北部沿いを歩きサンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目指します。

途中オカルトっぽい黒魔術のシーンも登場しますので抵抗感のある方もいらっしゃるかも知れません。

でも、パウロ コエーリョは黒魔術や精神的なものが大好きなのでよく登場します。

しかし、主人公(パウロ コエーリョ自身)が徐々に精神的な成長を遂げ、ついに奇跡の剣を手にするまでを
読みすすめるうちに読者も
何かを得られるような内容になっていると思います。

サンチャゴ・デ・コンポステーラには今も世界中から巡礼者が訪れて、一ヶ月ほどかけて
800kmもの道のりを歩くそうです。TICOはずっと前からここを歩くのが夢なのですが、
この本を読んだ私もいつか一緒に歩いて精神的に成長を遂げたいと思っています!



『アルケミスト』

実は私がこの本に出会ったのは、TICOと知り合う前のことです。仕事帰りに何気なく
本屋さんに立ち寄り、ぶらぶらとしていたとき、本当にビビビっと目に飛び込んできたのです。

本のタイトルも、パウロ コエーリョという名前も知らなかったのですが、
何か強烈に引かれるものがあり即買しました。
いつもは表紙に書いてあるようなあらすじ程度を読んでから決めるのに。

10年も前に買った本なのに、買った店や、時間帯、本が置いてあった場所まではっきりと覚えているんですよ。

今スピリチュアルなことが関心を集めているようですが、この本はまさに
スピリチュアルな世界を描いたファンタジーです。

この本を手にするまではまったく知らなかったのですが、実はサン・テグジュペリの『星の王子さま』にも
並ぶほどの賞賛を得たそうです。
出版された年のうちにブラジル国内では20万冊を売り上げ、フランスやイタリアでも
ベストセラーとなり、各国で文学賞を得ています。

この『アルケミスト』を機に、パウロ・コエーリョは世界中でもっとも読まれている作家
ベスト50人にも数えられるようになりました。


内容は、羊飼いの少年サンチャゴが、夢のお告げに従って旅に出て、
苦難や迷いを乗り越えた後に錬金術の秘密を手に入れる、という童話風になっています。
ちなみにタイトルの『アルケミスト』とは錬金術を意味しています。

純粋なお話、というよりは、かなりあからさまに パウロ コエーリョのメッセージが
語られているので、わかりやすい反面もう少し婉曲的でもいいのでは・・・?とも思います。

でも、それを越えるメッセージをこの本は伝えてくれます。

「神様がおまえのために残してくれた前兆を読んでゆくだけでいいのだ」というくだりがありますが、
この本を偶然買ったのも私がTICOと出会う前兆だったのかも・・・なーんて(照)

とにかく、夢があっても初めの一歩が踏み出せずにいる人、
自分が人生で何をしたいんだろうかと真剣に考えたことのない人等にはいろいろなことを
教えてくれることでしょう。小説的自己啓発本とも言えると思います。

「人生は運命を追求するものにとっては、本当に寛大だ」と主人公の少年は夢をかなえた後に思います。

私もいつか夢をかなえてそう実感したいものです☆           


『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』

パウロ コエーリョの作品のわりに、宗教色も濃くなく、日本人には受け入れやすい
内容だと思います。スペインの小さな田舎町で教鞭を執る29歳の女性ピラール。

ささやかだけれど安定した日々を送る彼女に突然12年ぶりに再開した
幼なじみの男性が、愛の告白を。

修道士の彼は、彼女の今の暮らしを捨て、一緒に来てくれるよう頼みます。
彼と旅に出る決心をしたピラールは、この旅を通じて
本当の愛と神の力を発見していきます。

神様が与えてくれた「魔法の瞬間」を見逃さず、正しい道を勇気を持って
歩んでいけば誰もが幸せになれると教えてくれる一冊です。


■ 
『第五の山』

これは、TICOが原書で持っていた本の表紙の絵になんとなくひかれ、
やっぱり読んでしまいました。

紀元前九世紀のイスラエル。旧約聖書の時代から蘇る、愛と勇気の物語
日本人には馴染みが薄いと思ますが、キリスト教やユダヤ教ではとても有名な預言者が登場します。

指物師として工房で働くエリヤは、子供の頃から天使の声を聞いていました。しかし、混乱した世の中で、運命は
エリヤのささやかな望みはかなえず、苦難と使命を与えます。

「出来事」はすべての人に降りかかる。兆しを見つめるのか、見ない振りをするのか。
諦めてしまうのか、乗り越えるのか。


私たちは、人生の中で多かれ少なかれこのような選択を迫られることが必ずあります。
全ての人にとって、希望と勇気を与えてくれる内容となっていると思います。


旧約聖書などの基本知識があれば一層楽しめますが、たとえ押さえていなくても充分に楽しめます。

でも、アルケミストなどより親しみやすい物を先に読んで、パウロ・コエーリョの作品全般に流れる
メッセージをつかんでおいた方がよりよいかもしれません。


■ 『ベロニカは死ぬことにした』

タイトルが衝撃的ですね〜。大ベストセラーでもあり、韓国で映画化もされたそうです

若さと美しさ、素敵なボーイフレンドたち、堅実な仕事、そして愛情溢れる家族・・・すべてを手にしていたベロニカ。
でも何かが欠けていました。ある朝、ベロニカは死ぬことに決め、睡眠薬を大量に飲みます。

しかし目覚めると、そこは精神病院の中。自殺未遂の後遺症で「一週間の命」と宣告されてしまいます。

そんな残り少ない人生を狂人たちと過ごすことになってしまったベロニカ。自ら望んでいた死なのに
やってくる死を待つのは恐怖です。

そんな彼女の中で何かが変わり、人生の秘密が姿を現そうと・・・。


ベロニカが精神的に成長していくのを読み進めるうちに、毎日を退屈にしているのは自分なんだと感じます。
そして
「人はなぜ生まれてくるのか?なぜ生きていくのか?」についても考えさせられます。

とても感情移入しやすく、命の意味を考えさせられました。


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興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。感想もお待ちしていまーす!!







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